岩手県久慈市でラーメンを語るなら、絶対に外すことができない超有名店があります。
それが、二十八日町にお店を構える「らーめんの千草(ちぐさ)」です。
かつて「新横浜ラーメン博物館」にも出店し、全国のラーメンファンを唸らせた伝説的な名店。昭和23年創業という深い歴史を持ち、鶏のみで出汁をとる「純鶏らーめん」のスタイルを今も頑なに守り続けています。
今回は、お店のノスタルジックな雰囲気とともに、千草ならではの少しユニークな名物メニュー「カツらーめん」の食レポをお届けします!

スープを吸ってもおいしい衣!?「カツらーめん」を実食
今回注文したのは、数量限定メニューとしてお品書きに並ぶ「カツらーめん(1,250円)」。

澄み切った黄金色の醤油スープの上に、揚げたての大きなカツが贅沢に鎮座するビジュアルは圧巻のひと言。
「ラーメンにカツを乗せたら、衣がスープを吸ってべちゃべちゃになるのでは?」と思われるかもしれませんが、千草のカツは全く違います。スープに浸っているにもかかわらず、衣がバラバラに崩れてしまうようなことは一切なく、油っぽさも不思議なほど感じません。

極上の鶏スープの旨味が衣にじんわりと染み込み、噛むたびに豚肉の甘みと純鶏スープのコクが口の中で完璧に融合します。この絶妙なバランスは、長年愛されてきた名店だからこそ成せる職人技です。
細めの縮れ麺がスープとよく絡み、最後まで一気に完食してしまう一杯でした。
メニューも見ずに注文!地元常連客に愛され続ける「究極のシンプル」
訪れた時は大行列ができているわけではありませんでしたが、店内には途切れることなく次から次へと吸い込まれるようにお客さんがやってきます。
特に印象的だったのが、入店してくる地元の方らしき常連さんたちの姿です。 皆さん席に座るやいなや、壁のお品書きを見ることもなく当然のように「らーめん」とだけ告げていました。
千草といえばメディアなどでは「カツらーめん」が取り上げられるイメージが強いですが、地元で日常的に愛されているのは、やっぱり看板であるシンプルな「らーめん(930円)」なんだなと、地域に根付いた本物の名店らしさを肌で感じました。

ラーメンの力で商店街に活気を!
お店があるエリアは、残念ながらシャッターが閉まったままの店舗も少し目立ちはじめている商店街です。
しかし、すぐ近くには同じく久慈を代表する「煮干しラーメン」の有名店が暖簾を掲げている場所でもあります。全国に誇れる素晴らしいラーメンカルチャーがこの通りには確実に存在しています。
歴史ある「らーめんの千草」をはじめ、美味しいラーメンの力でこの商店街がもっともっと活気づき、盛り上がっていってほしいと心から願いたくなる、そんな温かい魅力が詰まった一軒でした。

「らーめんの千草」店舗概要
【店名】 らーめんの千草
【営業時間】 11:00~14:30
【定休日】 火曜日
【店舗住所】 岩手県久慈市二十八日町1丁目10
【お品書き(一部抜粋)】
- らーめん:930円
- 大盛らーめん:1,030円
- カツらーめん(数量限定):1,250円
- チャーシューめん(数量限定):1,180円
- ※各種麺大盛は+100円
- ※お持ち帰りらーめんセット(3食・5食)もあり

